こんにちは、ピタパンです!!
ネバランドでは「レコーディングに関連した情報」も発信しています。
さて今回はレコーディングスタジオ(アシスタントエンジニア)志望ウエディーさんの質問について解説していきます!
・一般大学に通う就活生
・スタジオに就職したい人
ピタパン!こんにちは!!
将来、レコーディングスタジオでエンジニアとして働きたいけど、どうしたらスタジオに入れるかな?
こんにちは!ウエディー!
僕の経験を絡めて説明していくね!
スタジオ就活の選考フロー(流れ)
私が受けたスタジオの選考フローは以下の通りの流れで行なわれていました。
①書類選考
②面接
③実地試験(2日~5日)
【①書類選考】
書類選考とは採用担当者が志願者の履歴書を拝見して次の選考ステップへ進めるか、落とすか判断する過程の事です。
スタジオを目指してから半年で内定を取れた私の履歴書については別の記事で紹介しているので、こちらから参照してください。
【②面接】
私がうけた面接では、志願者1人 対 面接官2人~6人でした。
面接官の内訳としては、1~2人が人事担当者でそれ以外がレコーディングエンジニアとなっていました。
有名エンジニアが面接官として、普通に現れるのでテンション上がり過ぎないように注意してください!!笑
【③実地試験】
スタジオ毎で日数や内容については異なりますが、基本的には2日~5日の間で、アシスタント業務を実際に行いテストされる所もあれば、一般企業のインターンのような仕事体験をやるところもあります。
参加したスタジオの方々が言うには、
スキルより人柄を見ているそうです。
私が内定をいただいたスタジオの実地試験は、ひたすらドンキーコングの話をして終わりました笑
履歴書を出す

スタジオに入るステップとして、まずは書類を出さないと何も始まりません。
でも、初めてスタジオを受ける人にとっては
「どのスタジオに出せば良いのか」
「どの求人サイトを見ればいいのか」
など、分からないことだらけですよね。
私が実際にやったことは以下の2つです。
①求人サイトから応募する
②スタジオの直接電話する
【①求人サイトから応募する】

どの業種でもそうですが、後悔しない就職活動をするには情報を沢山集めることが大切だと思います。
そのなかで私は求人サイトと各スタジオのHPを毎日ネットサーフィンしていました。
以下私が利用していた求人サイトです。
【Qsicman】

こちらのサイトではエンジニアだけでなく、A&Rや宣伝など総合的な音楽業界の採用情報が掲載されていています。
更新の頻度が高めで様々な企業を知ることができますが、小規模スタジオの募集まで網羅しきれていない印象があります.
【indeed】
こちらのサイトは、Qsicmanよりは更新頻度は高くありませんが小規模スタジオの求人なども掲載されている印象があります。
以上2つのサイトでメジャーな会社の採用情報を集めて、ニッチなスタジオは各々ネットサーフィンして探るのがいいと思います。
【②スタジオに直接電話する】

アシスタントエンジニアは席が空かないと募集されません。
待っていたら2年ほどかかってしまう可能性があります。
そうであれば自ら門戸を叩かなくてはなりません。

私は家にあるCDのクレジットに書かれているスタジオを書き出して、上から電話していきました。
その中で面接や「とりあえず書類出してください」言われたのは2社だけでした。

「面接して欲しいです」と言いづらいかたは
スタジオ見学か、もしくはエンジニアの方とお話ができる(紹介してもらう)ような言い回しを心掛けるとハードルが下がっていいと思うよ!
電話して断られたらどうしよう。。。。
門戸を叩くことには勇気と行動力が必要だよ!
この時点で熱意が伝わってるよ!!
履歴書の書き方は別の記事で書きましたので、こちらからご参照ください。
書類が通った!次は面接だ!

どの企業の面接にも共通することだと思いますが、まずは第一印象が大切です。
某テレビ局の人事担当者が言っていましたが、
面接は最初の挨拶で9割判断するそうです。
大きな声で
おはようございます!
ありがとうございました!
これに尽きると思います。
とはいっても、、、笑
失礼しました笑
「明るく挨拶が出来る」を前提の話をしますね。
一般企業の面接も受けた私が思うには会話の中で面接官が気になりそうなフレーズをポロっと言えるかが大切だと思います。
大体の質問が自己PRと志望動機を除き、
・アシスタントエンジニアってブラックと言われてるけど大丈夫?
・Protoolsはどのくらい使える?
・好きな音楽、エンジニアはいる?
だと思います。
(3社の面接を受け手共通して聴かれた質問)
覚えている範囲で、私のその質問に対する回答とその意図を説明させていいただきます。
【アシスタントエンジニアってブラックと言われてるけど大丈夫?】
[実際の面接の再現]
この職種は、夜遅くまでの仕事だったり休みが少なかったり、いわゆるブラック企業と言われる業界だけどその当たりは大丈夫ですか?
はい!
スタジオ見学で知り合ったエンジニアの方々から「最初はキツいぞ」と沢山言われてきて、それを承知の上で本日は面接を受けに来ました。
またテレビ局のバイトで深夜までADとして働いていたので、体力にも自信あります。
あ、そうなんですね。ちなみにどこのスタジオを見学されましたか?
というような形で回答しました。
この質問の狙いとしては、恐らくですが、
「体力があるか」「スタジオについてどのくらい知っているか」を聴かれているのではないかなと私は思います。
ですので、それらの要素を満たせる回答を心がけて答えました。
まず「体力があるか」については、
類似業種でのアルバイトをしていたので、エンジニアの方がイメージしやすいテレビ局のバイトの事を話しました。
部活の話や飲食バイトの話でも、イメージを共有できると思います。
わかりやすく伝えることが大切。
「スタジオについてどのくらい知っているか」については、
一つキーワードを入れました。それは「スタジオ見学で知り合った・・・」というフレーズです。
エンジニアの人からすると、
他のスタジオの雰囲気や試験内容が多少気になるそうで、その心理を利用して、このフレーズを入れました。
その結果、「どこのスタジオ?」や「どうだった?」など新たな質問をしていただけて、
自分が見て学んだことや熱意を一方的に話すのではなく、自然な会話として違和感伝えることができました。
【Protoolsはどのくらい使える?】
これは単純にどのくらのスキルがあるかを知るための質問です。
面接を通過したら実地試験があるの見栄を張らずに言った方が良いです。
ちなみに私は、
購入してからまだ半年ですが、マイクとMIDIを接続して、趣味レベルですが制作して楽しんでいます。
と言いました。
【好きな音楽、エンジニアはいる?】
スタジオ毎で、扱っているジャンルや楽器が違ったりするので、入ってからのミスマッチを防ぐためにも正直に言った方が良いと思います。
私の場合はMr.Childrenが好きだったので、ミスチルと今井邦彦さん(Mr.Childrenのエンジニア)の話をしていました。

好きなことを伝える時は、好きな風に話した方が音楽に対する愛がしっかりと伝わると思います。
だからといって長すぎると、うっとうしいと思われるのでほどほどに笑
【面接についてのまとめ】
エンジニアの方や人事担当者の方は、忙しい時間の合間を縫って時間を割いてくれています。
当たり前のことですが感謝を忘れてはいけません。
感謝をして相手の立場を考えることで、自分の面接での立ち振る舞いも自然と変わってくると思います。
私の場合は、「元気に挨拶した方が面接官は楽しいかな」とか「この面接官疲れてる。少し端的に会話のテンポを意識してみようかな」など、自然に行動が変化していきました。
このような些細なところの積み重ねで、採用していただけたのではないかと、私自身は感じています。
あくまでもピタパン風であるため、参考程度にしていただけたら幸いです(*^_^*)
採用までもう一歩!実地試験!

面接を突破すると実地試験というものがあります。
実地試験とは、実際にスタジオに行って試験を受けることです。
私が実地試験に参加できたスタジオは2社で、それぞれの日数から試験内容が異なったので、ひとつひとつ説明していきたいと思います。
【1つ目のスタジオ】
日数は5日間。10時~15時。参加者2人。
内容はスタジオに実際働いた時の最初の業務体験。
ex)掃除、マイキング(マイクの設置)、ヘッドアンプ/コンプレッサー/インターフェースの接続、バラし(片付け)
結果は不合格。
「基礎知識を知らなすぎた」が原因だと思いました。
八の字巻きできますか?
ヘッドアンプって知ってますか?
知りません!!
このような専門学生なら誰もが知っていることを、元気よく「知りません」と言っていました(笑)
その時はエンジニアの人も優しく「最初は仕方ないよね」と言ってくれましたが、3日目あたりからもう1人の受験者とは別々になり、異なる試験内容へと変化していきました(笑)
もし、これから実地試験受ける予定があれば、専門学生も一般大学生も関係なく、今一度基礎知識の復習がオススメです。
【2つ目のスタジオ】
日数は2日間。10時半~17時。参加者1人。
内容はスタジオで働いた時の最初の業務。
ex)掃除、バラし
午前中に上記の業務は終わり、午後からはひたすら雑談と、たまたま実地試験中にコンソールのメンテナンス作業があったので、その見学をして2日間の試験が終わりました。
結果は合格。
とにかく、エンジニアの方とコミュニケーションを取れたので、それがよかったのではないかと思っています。
雑談内容もドンキーコングの話や田舎の話をしてました(笑)
めちゃくちゃ盛り上がりました(笑)
まとめ
面接やスタジオ見学で出会ったエンジニアの方とお話する中で、スキルの有無よりは熱意や根性、人柄を重視した採用をしていると聞きました。(入ってから頑張ってスキルをつければ良いという考え)
しかし、だからといって、知識やスキルが全くなければ採用してもらえないことがわかった就職活動でした。
専門学校に行く資金がない人でも挑戦できる業界であるということが伝わっていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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